2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520022
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
上野 修 Osaka University, 文学研究科, 教授 (10184946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 均 日本大学, 文理学部, 教授 (20227979)
入不二 基義 青山学院大学, 文学部, 教授 (80263804)
古荘 真敬 山口大学, 人文学部, 准教授 (20346571)
青山 拓央 山口大学, 時間学研究所, 講師 (20432734)
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Keywords | 独在論的な<私> / 現実性 / 指標詞 / 様相 / クオリア |
Research Abstract |
2008年夏に日本大学でワークショップを行った。発表は次のとおり。 古荘真敬:「もののあはれ」と「自己触発」 中野昌宏:アブダクションの積極的条件としてのファラシー 三平正明:一人称:指示と自己意識 山田友幸:山田友幸の死が<私>の死を伴わない可能性があるように思えることが錯覚である可能性 重田謙:言語ゲームの地平における時間 また、2009年3月に本研究の締めくくりとなる「シンポジウム:<私>とは何か-永井均に聞く」を大阪大学で開いた。提題は次のとおり。 入不二基義:<私>とクオリア-マイナス内包・無内包・もう一つのゾンビ- 上野修:現実指標としての<私> 青山拓央:『なぜ意識は実在しないのか』(永井均著、岩波書店、2007)検討 永井均:コメント 今年度は永井の独在論的な<私>の孕む問題を、指標詞的観点、および現実性の観点から研究討議し、議論を深めることができた。
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Research Products
(5 results)