2007 Fiscal Year Annual Research Report
新たな身体の哲学の構築に向けた国際的研究-メルロ=ポンティ生誕100年に際して
Project/Area Number |
19520024
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
松葉 祥一 Kobe City College of Nursing, 看護学部, 教授 (00295768)
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Keywords | 現象学 / 身体論 / フランス哲学 / 心理学 / 美学 / 認知科学 / 看護学 |
Research Abstract |
2007年度には、ガブリエル・ヒルトマン氏講演会「アイデンティティ・相互主観性・間身体性-身体・精神・意識の関係についての問題の考察」(2007年8月12日、ウィングス京都)。4本の研究発表とシンポジウム「メルロ=ポンティと美的体験」を含む研究集会(2007年9月17日、玉川大学)。フレデリック・ヴォルムス氏講演会「直観と反省のあいだ-メルロ=ポンティの現象学における批判の意味」(2007年10月19日、関西日仏学館)、定例研究会(2007年5月26日、2008年3月29日、東京電機大学)などを開催した。また、繰越申請を行い、2008年11月22日に国際シンポジウム「新たな身体の哲学の構築に向けた国際的研究」を行った。本シンポジウムは、本研究の総括であり、日、仏、米、英、伊、中から15名のメルロ=ポンティ研究者を招いて、集中的な公開討議を行った。このうち2007年度補助金で開催した11月22日には、「歴史と自然のキアスムとしての身体」と題して、フランスを中心に展開されている新たなメルロ=ポンティ研究、とくに身体論と存在論、他者論、知覚論、政治理論、芸術論のかかわりを総括し、メルロ=ポンティの身体論研究の深まりを明らかにした。11月23日の「知覚する身体の広がり」とあわせて、メルロ=ポンティの身体論の深まりと広がりを概括することによって、新たな発展の可能性を探ることができた。これらの発表の様子はホームページ上で公開中である。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article]2008
Author(s)
河野哲也
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Journal Title
環境のオントロジー(春秋社) Phenomenology 2005 vol. 1: Selected Essays from Asia, Vol. 1
Pages: 213-240
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[Journal Article]2008
Author(s)
廣瀬浩司
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Journal Title
纏う--表層の戯れの彼方に(水声社) Phenomenology 2005 vol. 1: Selected Essays from Asia, Vol. 1
Pages: 51-91
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[Journal Article]2007
Author(s)
Matsuba Shoichi
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Journal Title
Zeta Books Phenomenology 2005 vol. 1: Selected Essays from Asia, Vol. 1
Pages: 125-153
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