2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520070
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
森 孝一 Doshisha University, 神学部, 教授 (30121601)
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Keywords | 宗教史 / 南北アメリカ / 宗教社会学 / 宗教学 / キリスト教 / 福音派 / 宗教右派 / 宗教保守 |
Research Abstract |
2008年はアメリカ大統領選挙の年であり、1980年代以来、大統領選挙に大きな影響を与えてきた「宗教保守」(福音派)の動向と影響力が注目された。アメリカ合衆国におけるプロテスタント保守派である「福音派」は、ここ数年、従来の中絶反対、同性愛婚反対だけではなく、地球温暖化問題、アフリカにおけるエイズ問題、世界各地における人権侵害の問題など、これまでになかったような主張を行うようになってきた。このような福音派の多様化が大統領選挙の行方にどのように影響を与えるかが注目された。 近年のアメリカにおける福音派のこのような「多様性」の実態を明らかにするために、2008年11月に3カ所において現地調査を行った。そのなかには、2009年1月のオバマ大統領就任式で、開会祈祷を行った福音派のリック・ウォーレン牧師の教会、宗教右派の代表的組織であるFocus on the Familyが含まれている。現地調査はインタビューを中心に行い、インタビューはテープ起こしを行い、今後の研究のための基礎資料を作成した。 また、最近の福音派の多様性に関する図書資料を収集した。研究成果は講演、新聞での論述、編著の著作のかたちで公開した。 研究計画の段階で予定したパンフレットの制作には至らなかったが、私がセンター長を務める同志社大学一神教学際研究センター主催の公開講演会と研究会「2008年アメリカ大統領選挙と宗教勢力」(2009年1月31日)を開催し、研究成果を一般に公開した。
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Research Products
(5 results)