2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520258
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
小倉 いずみ 大東文化大学, 法学部, 教授 (00185563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 以知郎 同志社大学, 文学部, 教授 (90097858)
竹内 美佳子 慶應義塾大学, 商学部, 准教授 (00227000)
白川 恵子 同志社大学, 文学部, 准教授 (10388035)
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Keywords | 国際研究者交流 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国 / トマス・フッカー / 『教会規律の概要』 / ケンブリッジ綱領 |
Research Abstract |
本研究の最終年度である平成22年度は、主にトマス・フッカーの最後の著作である『教会規律の概要』の内容を研究した。フッカーはオランダに亡命していた1630年から33年の間に、会衆主義の教義を確立したと言われるが、『教会規律の概要』はそれをさらに洗練させ、体系化した著書である。 4年間の研究の集大成として、日本英文学会第82回大会において「Hartfordへの移住をめぐるThomas Hookerの意図」の題目のもとに研究成果を公開した。また初期アメリカ学会で詳細に研究成果を発表した。 8月にハーバードではデヴィッド・ホール教授に会い、9月の東京講演の打ち合わせを行なった。以下はホール先生が行なった講演である。 9月11日(土)大東文化大学で講演会「アメリカ革命における宗教の影響」 (和田守科学研究費主催で、小倉の科学研究費は共催とした) 9月13日(月)国際基督教大学「リベラルアーツ教育と文学教育」 9月14日(火)和洋女子大学「アメリカ文学とハーバード大学」 9月15日(水)東京大学「アメリカ植民地時代の宗教と女性」 9月18日(土)東北大学「アメリカ植民地時代の宗教と女性」 今年度は最終年度であるため、平成23年3月に研究成果報告書を印刷した。全百238ページで、研究代表者の小倉の論文「トマス・フッカーとコネチカット植民地」と翻訳「キリスト教徒の慈愛のひな型」を中心に、研究分担者の論文を収録した。林以知郎「航路は違えられて」-大西洋両岸的視野から読む Fenimore Cooperの海洋ロマンス」。竹内美佳子「スチュアート朝とピューリタニズム-Thomas Hookerの受難時代」。David D.Hall, "Thomas Hooker and the Making of Governments in Early New England"。白川恵子「バロウズ牧師父子の説教」
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Research Products
(10 results)