2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520388
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小助川 貞次 University of Toyama, 人文学部, 教授 (20201486)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 智和 国立国語研究所, 開発研究部門, 研究員 (90415612)
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Keywords | 訓点資料 / 文献学的処理 / デジタル処理 / 目録 |
Research Abstract |
1.訓点資料の汎用的な価値を明らかにするための基礎調査の実施 国内に現存する訓点資料の内、小助川がこれまで調査を行った漢籍訓点資料に加え、仏書訓点資料についても文献学的観点から実地調査を行い、記述項目の整理・検討を行った(大東急記念文庫、東京国立博物館、大谷大学図書館、高山寺、正倉院、書道博物館、武田科学振興財団杏雨書屋等)。この内、東京国立博物館調査では、記述研究に先進的な韓国側研究者1名を招聘した。 2.デジタル版目録の作成 準備作業として、多言語対応型訓読術語集について富山大学人文学部日本語学講読で検討を行い、また漢文訓読研究の国際的共有と教育的還元について富山大学国語教育学会で研究発表(講演)を行った。 3.国際的に共有できる客観的な解読記述方法の開発 韓国における解読記述方法も十分に研究しながら、「釈文作成システム」にはどのようなプログラムやソフトウェアが適しているのか、春秋経伝集解巻第二を材料として検討を行い、韓日国際ワークショップ(ソウル大学校奎章閣研究院)及び『訓点語と訓点資料』誌上で発表した。 4.研究打合せ 常時メールで連絡を取りながら研究を進める一方、東京、京都、札幌で研究打合せを行い、また韓国における解読記述方法について研究するため、韓国ソウルに赴き韓国側研修者と研究打合せを行なった。
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Research Products
(4 results)