2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
A Comparative Study of Tenses in Japanese, English and Other West-European Languages
Project/Area Number |
19520414
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
English linguistics
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
WADA Naoaki University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (40282264)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Keywords | 時制 / 比較研究 / 証拠性 / モダリティ |
Research Abstract |
本研究は、次の2点を目的とする。 (1)言語系統的にまったく異なる英語と日本語の時制現象の比較研究を包括的に行える枠組みを構築する。 (2)(1)の時制モデルを基に、日英語とドイツ語・オランダ語・フランス語・スペイン語の特定言語環境における時制現象の比較研究を行う。 本研究の基盤となる時制理論は、以下の3点を反映することを目指している。 (1)時制の関連領域である助動詞やアスペクト、モダリティや証拠性に関する領域をも含めた動詞体系全体を射程に収めた包括的なモデルであること。 (2)日英語の時制構造の相違を反映させることのできるモデルであること。 (3)時制解釈のプロセスの際に、時制形式の使用者である話者の関与、すなわち、主観的要因の関与が可能なモデルであること。 この時制モデルを基にして、主観的要因が大きく関わる言語環境である、独立節(特に、未来表現)、間接話法補部、描出話法補部における各言語の様々な時制形式の解釈メカニズムを解明する。また、対応する時制形式の言語間の比較研究も行う。
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Research Products
(6 results)