2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520429
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
那須川 訓也 Tohoku Gakuin University, 文学部, 教授 (80254811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 潤 東北学院大学, 文学部, 准教授 (40269444)
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Keywords | 極小論 / 音韻表示 / 普遍原理 |
Research Abstract |
平成20年度研究実施計画に従い、初年度の研究成果を踏まえた上で「音韻範疇(弁別素性や音節構成素等)の見直し」を重点的に行った。具体的には、従来用いられてきた音韻範疇の種類を音韻現象や音響的特徴を通して再検討し、最小構成性原理に基づき(一価性で表示され独立的音声解釈可能な)音韻範疇を考案した。特に唇性と軟口蓋性にみられる密接な関係に着眼し、それらを別個の範晴が具現化したものではなく、同一の範疇が音声的に具現化した際にみられる音声的差異に過ぎないとした。 平成20年度に得られた様々な研究成果は英語でまとめられ、国内外の研究会や学会で発表された。具体的には、英国マンチェスター音韻論学会(mfm)(平成20年5月)、日本音韻論学会(平成20年8月金沢)、英国言語学会(LAGB)(平成20年9月英国エセックス大学)、第二言語研究フォーラム(SLRF)(平成20年10月米国ハワイ大学)、幼児期二ヶ国語獲得学会(BAEC)(平成20年12月中国香港大学)、CUNY音韻論フォーラム(平成21年1月米国ニューヨーク市立大学)、ジョージタウン大学ラウンドテーブル(GURT2008)(平成21年3月米国ジョージタウン大学)等において報告された。
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