2008 Fiscal Year Annual Research Report
ベトナム人に対する効果的日本語教育のための基礎研究 : 音声・文法と人材育成の点から
Project/Area Number |
19520440
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
杉本 妙子 Ibaraki University, 人文学部, 教授 (30206429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 雄太郎 茨城大学, 工学部, 准教授 (50239505)
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Keywords | 日本語教育 / ベトナム語圏日本語学習者 / 言語習得 / 対照言語学 / 文法習得 / 音声・発音習得 / 国際情報交換 / ベトナム |
Research Abstract |
研究代表者・分担者ともに、ベトナムにおいて調査、研究成果の公表等を行った。主たる研究実績(具体的な取り組み)は以下のとおりである。 研究代表者は、2008年6月・2009年3月にベトナム・ハノイにおいてベトナム語圏日本語学習者の文法ならびに音声・発音の習得に関する現地調査を、ハノイ国家大学外国語大学・同附属高等学校・ハノイ大学において、「現地協力者(ハノイ国家大学Pham Ha氏、ハノイ大学Nguyen Thi minh氏等)とともに行った。調査結果については2008年度までに行った結果と合わせて集計・分類・分析を進め、音声・発音ならびに文法の習得に関する口頭発表として成果の一部を公表した(「11. 研究発表」の記載および2009年5月発行予定の論文等)。このほか、調査地域をベトナム中部地域にも拡大すべく、ベトナム・ハノイならびにフエにおいて情報交換・情報収集を行うなど、準備を進めた。 研究分担者は、昨年度からの継続として文法に関する日越語対照研究を進め、その成果を論文として公表するとともに、2008年6月・11月にベトナム・ハノイにおいて口頭発表した(「11. 研究発表」の記載のとおり)。また、11月にはベトナム中部のフエにおいて、現地教育研究者と研究会を行うとし、現地教育研究者の要望に応えた。 代表者と分担者が行った研究成果発表(シンポジウム発表2件、セミナー発表3件、等)は、研究成果の公表であるとともに、ベトナムにおける人材育成の観点から行ったものでもある。特にセミナーは、現地の教育研究者からも今後の継続、開催地域の拡大が求められており、本研究目的の一つ「人材育成」の実践としても意義あるものであることが改めて確認できた。
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Research Products
(7 results)