2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本語・日本文化研修留学生教育に関する全国的調査研究
Project/Area Number |
19520456
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森 眞理子 Kyoto University, 国際交流センター, 教授 (30230080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
パリハワダナ ルチラ 金沢大学, 留学生センター, 准教授 (50303318)
平尾 得子 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (90263350)
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Keywords | 国費留学生 / 日本語 / 日本文化 / 教育制度 / 調査 |
Research Abstract |
平成19年6月までに、前年度予備調査として実施した日本語・日本文化研修生修了時アンケート調査項目に改良を加え、平成19(2007)年修了時平成19(2007)年修了時日本語・日本文化研修プログラム全国調査アンケート票を作成した。7月から9月までを調査期間として、日本語・日本文化研修プログラムを実施している全国の55大学に修了時日研生アンケートの依頼を行ない、郵送等の方法によって39大学・205名からの回答を得た。(回答率約50%)このアンケート回答結果を集計し、詳細に検討していくことにより、日本語・日本文化研修生の実態調査、日本語・日本文化研修教育の実態分析・ニーズ分析を進めた。検討を進める中で、現在の日研生教育の成果及び今後改善していくべき課題が次第に浮き彫りになってきた。調査分析と並行して、平成19年9月から平成20年3月まで、9大学の日本語・日本文化研修生受入れ大学を訪問し、アンケート調査からは明らかにできなかった日本語・日本文化研修生及び日研生教育の実態についての聞き取り調査を実施した。聞き取り調査は、2007年修了時日研生と日本滞在中の現日研生及び日研生担当教員他担当職員を対象としたものである。この調査は、アンケート調査結果を裏付けるためにも、またアンケート調査では限界のある内容・実態を知るためにも欠かせない調査であるため、次年度以降も実施していく予定である。平成20年3月、金沢大学主催「日研生教育改善研究会」に於いてアンケート調査報告の一部を「全国修了生に対するアンケートから見えてくる日研生教育の課題と成果」として口頭発表し、平成19年度に実施したアンケート調査結果とそこから見えてくる日研生教育の実態・ニーズ・成果・課題の分析を「日本語・日本文化研修プログラム2007年修了時全国アンケート調査報告書」としてまとめ刊行した。
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Research Products
(2 results)