2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520476
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
岡山 陽子 Ibaraki University, 大学教育センター, 准教授 (20396592)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 敦子 茨城大学, 大学教育センター, 准教授 (30396593)
酒井 邦秀 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (80092609)
|
Keywords | 英語教育 / 多読 / シャドーイング |
Research Abstract |
本研究の主な目的をまとめると、1.多読的シャドーイングを英語授業に導入し、シャドーイングにより、学生の発声・発音が変化する様子を検証すること、2.多読的シャドーイング用教材を発掘・研究し、データベースを作成すること、となる。平成19年度の研究実施計画では、シャドーイングを授業で実施しつつ、教材用の音源を発掘し予備的レベル分けを行い、また、学生のシャドーイングの様子を質的手法で記録することが予定されていた。 平成19年度、茨城大学で岡山と上田が担当する「簡単な絵本からペーパーバックヘー100時間シャドーイング講座(1)」を前学期に、同講座の「(2)」を後学期に開講することができた。この講座では英語多読・シャドーイングを実施し、科研費で購入した個人用CDプレイヤーおよび各教材を活用した。その結果、様々な教材を提供することだできた。授業中には、教材のレベル分けの参考にするため、学生にシャドーイング教材に関してのアンケートを実施した。また、学生のシャドーイングの様子をビデオで撮影した。また、学生には、クラス出席時には、シャドーイング教材、時間などを記録してもらった。 以上を実施した結果、シャドーイング教材についてのデータが集積できた。このデータに平成20年度のデータを積み重ね分析すれば、シャドーイング教材についてのデータベースを作成できるのではないか、という見通しができた。また、学生の様子を実際に撮影したので、どのようにシャドーイングの様子が変遷していくか見て取れるようになった。この記録を教材データと併せて、平成20年度の研究につなぎ、シャドーイングの成果を検証できるのではないか、と考えている。また、岡山、上田が各々学会で発表を行い、酒井は各地を訪問するだけでなく、インターネット上などで、多読・シャドーイングの普及に努めた。
|