2007 Fiscal Year Annual Research Report
ALTと日本人教師の統合的視点からの『小・中英語TTの基盤作りモデル』の構築
Project/Area Number |
19520479
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
HOOGENBOOM RAY Gunma University, 大学教育センター, 准教授 (80436295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 景子 群馬大学, 教育学部, 教授 (40323323)
渡部 孝子 群馬大学, 教育学部, 准教授 (90302447)
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Keywords | 外国語教育 / 英語教育 / 英語活動 / ティーム・ティーチング / コミュニケーション / ALT / HRT / JTE |
Research Abstract |
1.研究の目的 本研究の主な目的は,「小、中英語教育の連続性を視野に入れたALTとのティーム、ティーチングの質の向上と効率化」という課題に,『ティーム、ティーチングの基盤』作りから迫ることである。『ティーム、ティーチングの基盤』を大まかに次の3つで捉えるが,その内(1)と(2)に焦点化する。(1)ALTと日本人教師の統合的視点からの各役割、機能の明確化(2)ALTと日本人教師の統合的視点からの相互の意思疎通のあり方(3)ティーム、ティーチングの背景となる環境の整備 2.研究の内容、意義、成果研究内容の具体は,次の2つである。(1)実践に活用できるモデル「小、中英語ティーム、ティーチングマニュアル」の作成(2)モデルを用いた「教育現場への直接支援」と「教員養成での手立て」への実践的寄与 日本人教師とALTの各役割、機能を体系的に明確化し両者の意思疎通のあり方を示す「マニュアルモデル」の提供は,小、中の英語学習活動におけるALTの存在を「実践的なコミュニケーション能力の素地と基礎の育成」に向け,より効果的に生かすことに有意義である。 現段階では,現職教員対象の質問紙による実態調査や小、中学校の教育現場と教育実習でのティーム、ティーチングの観察から,「マニュアルモデル」の骨子をく(1)ティーム、ティーチングの定義(2)日本人教師の機能(3)ALTの機能(4)両者の意思疎通のあり方(5)意思疎通チェックリスト:素地作り編(6)意思疎通チェックリスト.:授業、活動編(7)日本人教師とALTの役割(8)学習活動の展開に役立つ基本表現(9)打ち合わせと日常の意思疎通に役立っ基本表現>の9項目で構成した。これらに肉付けをしたマニュアル冊子を作成し,現職教員対象のワークショップや大学での英語科教育法関連授業で活用し,試行と改善を行っている。
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