2008 Fiscal Year Annual Research Report
ALTと日本人教師の統合的視点からの『小・中英語TTの基盤作りモデル』の構築
Project/Area Number |
19520479
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
HOOGENBOOM RAY Gunma University, 大学教育センター, 准教授 (80436295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 景子 群馬大学, 教育学部, 教授 (40323323)
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Keywords | 英語教育 / 外国語教育 / ティーム・ティーチング / ALT / コミュニケーション能力 / 英語活動 / HRT / JTE |
Research Abstract |
本研究の主な目的は,「小・中英語教育の連続性を視野に入れたALTとのティーム・ティーチングの質の向上と効率化」という課題に,「ティーム・ティーチングの基盤作りモデルの構築」から迫ることである。フーゲンブームと上原のこれまでの研究で明確化した次の2点の課題に焦点化して研究を行っている。 ・ALTと日本人教師の双方の統合的視点からのそれぞれの役割・機能の明確化 ・ALTと日本人教師の双方の統合的視点からの相互の意思疎通のあり方 3年間の研究の2年目である本年度は,その中期段階の研究として主に以下の6点について実施した。 (1)これまで行った質問紙調査の分析結果や取集した情報のまとめこのまとめの結果は,昨年度に引き続き行ったティーム・ティーチングの観察およびインタビューの焦点を再度確認し,新たな情報を得るための視点とした。 (2)小学校と中学校の教育現場と教育実習でティーム・ティーチングの観察 (3)小学校と中学校の教員およびALTへのインタビュー (4)「英語ノート」と「指導資料」の英語表現の種類と頻度の分析には,英語活動の拠点校に本年度配布された「英語ノート5年生(試作版)」「英語ノート6年生(試作版)」とその「指導資料」および平成21年度から使用される「英語ノート1」「英語ノート2」と「完全対応指導ハンドブック1」(開隆堂)「完全対応指導ハンドブック2」(開隆堂)を用いた。新学習指導要領が「ネイティブ・スピーカーの活用に努める」ことを示していることから,「英語ノート」に挙げられている活動の多くがティーム・ティーチングで行われることを想定して,構築中のマニュアルモデルとの整合性を図ることが必要と考えた。 (5)英語教育の連続性を視野に入れて体系化したマニュアルモデルの構築の開始 (6)現職教員のワークショップや英語教員養成の授業でのマニュアルモデルの試行
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