2008 Fiscal Year Annual Research Report
日本での教科化を見据えたフィンランド小学校英語教育に関する調査研究
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19520493
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
伊東 治己 Naruto University of Education, 大学院・学校教育研究科, 教授 (90176355)
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Keywords | 英語教育 / フィンランド / 小学校英語 / 教科化 / 教育政策 / 小学校英語カリキュラム / 小学校英語教科書 / 小学校英語教員養成 |
Research Abstract |
教育先進国フィンランドの小学校における教科としての英語教育の実態に学びながら、日本の小学校における教科としての英語教育導入及びその後の発展のための指針と課題を提示するという本研究の目的を実現すべく,研究2年目に当たる本年度は,昨年度の研究実績に基づきながら,まず,フィンランドの教育制度と外国語教育制度全般、及び小学校における英語教育に関する先行研究の分析を継続して行った。次に,夏期休業期間中の9月下旬の2週間を利用して、フィンランドを訪問し、本年度は教科としての英語教育を長年続けているフィンランドの小学生の英語学習に対する意識の分析に焦点を当て,複数の学校の児童を対象にアンケート調査を実施した。この調査の結果は,日本教科教育学会第34回全国大会において発表した。 国内では,国際シンポジウム「アジアにおける初等英語教育の今後の展開」(兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科主催,7月20日,神戸市),第20回四国英語教育学会(6月22日,高知市),第34回全国英語教育学会(8月9〜10日,東京都),日本教科教育学会第34回全国大会(12月6〜7日,宮崎市),平成20年度鳴門教育大学附属小学校研究会(2月7日,徳島市),平成20年度小学校英語教育シンポジウム(鳴門教育大学小学校英語教育センター主催,2月28日,鳴門市)等に参加し,国内や海外での小学校英語教育の現状や課題について新しい知見を多く得ることができた。 これら2年目の研究成果は,研究最終年度にあたる平成21年度に行う3年間の研究総括において重要な役割を担うことになると思われる。
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