2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本の外国語教育改革:韓国の第七次教育改革と欧州言語共通参照枠を中心に
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19520496
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
樋口 晶彦 Kagoshima University, 教育学部, 教授 (20189765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ROBERT Fouser 鹿児島大学, 教育センター, 准教授 (00278483)
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Keywords | 国際英語論・英語の現状と今後の展望 / 韓国初等学校英語教育 / 韓国第七次教育課程 / カリフォルニア教育庁 / University of Maryland / NFLC (National Foreign Language Center) / Center for Applied Linguistics, Washington, D.C / DI |
Research Abstract |
当初の計画は、(1)国際英語論・英語の現状と今後の展望、(2)韓国での実地調査、(3)韓国第七次教育課程の研究の三大項目を挙げていた。以下にその研究成果を具体的に述べる。 (1)国際英語論・英語の現状と今後の展望に関して:2007年4月に21世紀の英語科教育(開隆堂出版)を上梓した。さらに、その中の第一章で(1)に関して約16ページを費やして述べた。 (2)韓国での実地調査に関して:2007年9月11日-14日まで韓国の大田、論山、儒城の公立初等学校三校の初等学校英語授業を実地調査した。さらに、同年11月26-28日はソウルの公立初等学校、私立初等学校において英語授業、CBI導入の英語授業を実地調査した。 (3)韓国第七次教育課程に関して:2007年11月17日(土)JACET東アジア外国語教育研究会において口頭発表した(韓国の初等学校英語教育-第七次教育課程と忠清南道の現状-)。2008年2月、鹿児島大学附属小学校において口頭発表をした。さらに、この発表内容を2008年3月、鹿児島大学教育学部研究紀要人文・社会科学編第59巻pp127-141に論文として発表した。 その他の関連研究活動として、2007年11月3日-11日までカリフォルニア教育庁での英語教育担当者3名とのインタビュー、その後、University of MarylandのNFLC(National Foreign Language Center)へ出向いてCAL(Center for Applied Linguistics),DI(Department of Intelligence)からのスタッフを含むBriefingへ参加した。これは、21年度のアメリカでの研究の布石として先方の担当者の先生方との打ち合わせも含めるものだった。2008年2月には京都大学での多言語教育の国際シンポジウムにも参加してきた。科研費のお陰でこの1年は予想以上の精力的な研究活動が出来た。
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Research Products
(3 results)