2008 Fiscal Year Annual Research Report
英語学習者の個人特性の抽出と個に応じた英語学習コースナビゲーションシステムの開発
Project/Area Number |
19520536
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
筒井 英一郎 Hiroshima International University, 国際交流センター, 講師 (20386733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
阿野 幸一 文教大学, 国際学部, 准教授 (70400596)
上田 倫史 目白大学, 外国語学部, 講師 (30343627)
近藤 悠介 立命館大学, 言語教育センター, 講師 (80409739)
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Keywords | 学習スタイル / 学習ストラテジー / 学習不安 / 学習動機 / 英語教育 / 自律学習 / 項目応答理論 / カウンセリング |
Research Abstract |
本研究の主たる目的は、英語学習者の個人特性を得点化し、システムユーザーに英語学習上のアドバイスを与える診断的カウンセリングシステムを開発することである。ユーザーがいくつかの質問に答えることにより、推奨される語学コース、学習方法・学習ストラテジーが紹介される仕組みになっている。そのため、このシステムは、科目選択の際に運用される。しかし、本研究の知見から、普段の授業や学習の中で、継続的な学習ストラテジー使用が重要であることが示されたため、授業の中で英語学習の自己調整をサポートする方法論を模索した。本年度は、近年導入数を増やしているLearning Management SystemであるMoodleを用いた。いくつかのモジュールを導入することで、データ収集を容易にし、簡易ではあるものの即事フィードバックを与えることが可能であった。このナビゲーションシステムのように、緻密で微細な計算・結果出力は今のところMoodleでは難しいようであるが、Moodleは機動性に優れており、普段の授業・学習と相性の良いシステムである。また、学習者の自己内省が非常に大切であることから、自律的な学習を行ったかどうか自己診断するための、セルフチェックリスト作成を試みた。そのチェックリストの項目を作成するにあたり、約200人に対してセルフチェックリストを毎週授業後に実施した。データを分析した後、項目を精選しなおし、セルフチェックリストの改定版を完成させた。チェックリストは、来年度も継続して実施する。
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Research Products
(6 results)