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2008 Fiscal Year Annual Research Report

近代イラン社会運動史の研究

Research Project

Project/Area Number 19520596
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

黒田 卓  Tohoku University, 大学院・国際文化研究科, 教授 (70195593)

Keywords東洋史 / 西アジア史 / イラン近代史 / 社会運動史
Research Abstract

本研究は20世紀初頭にイランで生起した2つの運動、立憲革命とジャンギャリー運動を取り上げ、それらの運動とその前後との系譜的な連続・非連続を考察し、政治史・事件史的解明に加えて社会的な側面にも照明を当てることを目的としている。本年度の研究の成果は以下の通り。
1. イラン外務省から公刊されたジャンギャリー関係文書集、およびイラン人大商人アミーノッザルブがギーラーン州の土地管理人たちと交わした書簡通信文集を精読・翻訳しデータとして蓄積した。
2. アメリカの代表的文芸批評家ダバシによるイラン近代史の野心的な大著『イラン、背反する民の歴史』(邦訳)を社会運動史的観点から論評し、公表した。
3. 研究手順の都合上、当初予定していたイギリスでの調査を変更して、3月にイランでの文献・文書の調査・収集のための出張を行った。立憲革命、ジャンギャリー運動を中心に近刊ペルシア語文献を収集した。
4. 1月に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所が開催した国際ワークショップ「イランとコーカサスにおけるエスニシティと国家」においてコメンテーターを務めた。3月にはイラン研究会年次大会において、いわゆる「ギーラーン共和国」初期に関する研究発表を行った。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 伝統/近代の二項対立に抗うイラン近現代史の挑戦的な読み直し(ハミッド・ダバシ著『イラン、背反する民の歴史』論評)2008

    • Author(s)
      黒田卓
    • Journal Title

      図書新聞 2875号

      Pages: 5

  • [Presentation] イラン社会主義ソヴィエト共和国におけるコムニスト政変をめぐって2009

    • Author(s)
      黒田卓
    • Organizer
      イラン研究会年次大会
    • Place of Presentation
      大阪大学外国語学部
    • Year and Date
      2009-03-28

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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