2007 Fiscal Year Annual Research Report
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19520610
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| Research Institution | Meiji University |
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Principal Investigator |
永田 雄三 Meiji University, 文化部, 教授 (20014508)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江川 ひかり 立命館大学, 文学部, 教授 (70319490)
高松 洋一 東京外国語大学, アジア・アメリカ言語文化研究所, 研究員 (90376822)
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| Keywords | 東洋史 / 比較文学 / 演劇史 / イスタンブル / 伝統演劇 |
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| Research Abstract |
本研究は,トルコにおける西洋演劇の受容においてもっとも成功した分野である西洋の大衆演芸「ヴァラエティ」と伝統演劇とのあいだの類似性・親近性を具体的事例に即して明らかにしようとするものである。トルコの伝統演劇とは,「カラギョズ」影絵芝居,「オルタオユヌ」即興大道演芸,そして西洋演劇を受容する過程で新たに現れた「トゥルーアート」即興舞台演芸である。初年度である本年度は,この3つの伝統演劇の起源,発生,劇構成,「台本」の「あらすじ」などの基本的な事項を把握することに努めた。一方,西洋演劇における「ヴァラエティ」の代表的なものであるコメディア・デラルテおよびフランスのモリエールに焦点をあでこれらがトルコにおける西洋演劇の受容過程において伝統演劇にあたえた影響を考察した。その具体的な方法として,19世紀末のイスタンブルにおいて上演された演劇のポスター170点を資料として,そこに見られるあらすじ,劇構成などを分析した。以上のような本研究の意義は,ともすると二項対立的に捉えられがちな欧亜両世界のあいだの連続性を明らかにすることである。
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Research Products
(2 results)
