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2009 Fiscal Year Annual Research Report

在日外国人経営者の立地選好と企業の成功に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19520688
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

SCHLUNZE R.D.  Ritsumeikan University, 経営学部, 教授 (70319599)

Keywords異文化経営 / グローバル都市 / 立地選好 / 外資系企業 / 文化変容 / 立地戦略 / ビジネス環境 / 外国人出向者
Research Abstract

主に以下の3つの調査をした。
1.EBC会員に対してアンケートを行い、a)立地選好、b)文化適応、c)ネットワーキング行動について調査した。
2.トロンペナースの文化的側面を参考にしたインタビューを行い、マネジャーの文化変容とネットワーキング戦略について調査した。
3.コンジョイント分析を用いて外国人マネジャーの立地選好を分析し、ハイブリッドマネジャーと海外派遣マネジャーの企業環境、市場環境、生活環境それぞれの立地選好の違いを検討した。
調査結果の分析から、以下が明らかになった。
1.現地コミュニティに統合されていると感じていることが異文化の職場でイノベーション、新商品、そして異文化シナジーを生み出すためにもっとも重要である。
2.外国人マネジャーはすべての側面で日本方式に適応する必要ではなく、よいビジネス関係をつくるために重要ないくつかの側面で適応することで価値システムの文化的な違いを補うことができ、成功しているマネジャーはそのスキルを持っている。
3.海外派遣マネジャーは社内あるいは企業ネットワーク内の協力および新たな市場機会を求めているが、実は政府のサポートに対する選好も持っている。住みやすい生活環境が重要と言いながら、第一レベルのグローバル都市における多様な都市生活を楽しんでいる。親会社から与えられる権力と、政府レベルにおけるEBCのロビー活動が成功を左右する。生活環境における選好では安全とリラックスを第一としている。
4.一方、ハイブリッドマネジャーは文化変容が進んでいるため、異なる選好を持つ。人材へのアクセスが重要というが、実際には職場の雰囲気を気にしている。市場機会を自分で分析、決定できるが、そのために重要なのは、サプライヤー、顧客、大学などとの新商品の共同開発に対する選好である。さらに、生活環境における情報ネットワークへの選好は、職場外でも文化的環境について学ぶ努力をしていることを表す。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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