2008 Fiscal Year Final Research Report
A Study on the Geographical Images of Japan
Project/Area Number |
19520690
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Human geography
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Research Institution | Ritsumeikan University (2008) International Research Center for Japanese Studies (2007) |
Principal Investigator |
SENDA Minoru Ritsumeikan University, 文学部, 客員教授 (20079403)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 絵図 / 地図 / 地域イメージ / 日本 / 世界観 / 権力構造 |
Research Abstract |
「日本」という地理的イメージが歴史的に地図上でどのように解読できるかについて、「日本図」と「都市図」の古地図について試みた。その結果、行基図の後の時代に製作されたイエズス会の宣教師による地図についても「南膽部州大日本国図」と記されるように仏教的世界観が継承されてきた。つまり、近代的なヨーロッパ世界観がもたらされてくる時代状況の中でも仏教的世界観が駆逐されない文化的特質を指摘できる。一方、近世の京都の都市図において御所は菊の紋章として、また江戸の江戸城については葵の紋章として表現され、内部は中空的表現をしていることから、権力の「中空構造」が読みとれる。この場合、内部に秘められた権力は、外にはその様相をみせないという日本の権力のあり方が読みとれる。
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