2008 Fiscal Year Annual Research Report
沖縄県宮古島地方の祭祀劣化映像資料のデジタル化と文化政策的活用方法の研究
Project/Area Number |
19520718
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Research Institution | Okinawa International University |
Principal Investigator |
狩俣 恵一 Okinawa International University, 総合文化学部, 教授 (60169662)
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Keywords | 民俗学 / 映像 / 民間信仰 / 祭祀 / 芸能 |
Research Abstract |
当度は、佐渡山安公氏所蔵の宮古島の祭祀映像のVHSテープを、DVDに移し替え、デジタル化を中心に作業を進めた。その作業状況、ま、島尻地区のパーントゥ・ウヤガン・ウブチラ・ウフカズンの映像をはじめ、大浦地区のマストリャ・ズッコモーイ、西原地区のユークイ・トゥマイニガイ・ンーヌウパツ・オカジダミニガイ・インギョマなどの祭祀及びの歌謡のVHSビデオをDVDへ変換し、デジタル化を行った。 また地域における映像資料の活用を考えるにあたって、狩俣地区では、中止されている祖神祭の復活に向けて、宮古の神と森を守る会とともにシンポジウムを開催した。祖神祭は、アブンマの後継者がいなくて、十年以上も中止された祭りであるが、当日は、かつての祖神祭の参加者、地元の関係者、沖縄本島、本土からの人々も出席し、真剣に討論が行われた。なかでも、かつての経験者が、映像を見ながら、一緒に祖神祭の神歌を口ずさんでいたのが印象的だった。 心情的には、祖神祭を復活したいとの思いは大きいが実際に実施するとなると、各個人が負担する経費が膨大なものであることがわかった。精神論も重要だが、どのようにして経費を捻出するかという問題が大きいようである。
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Research Products
(1 results)