2009 Fiscal Year Annual Research Report
沖縄県宮古島地方の祭祀劣化映像資料のデジタル化と文化政策的活用方法の研究
Project/Area Number |
19520718
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Research Institution | Okinawa International University |
Principal Investigator |
狩俣 恵一 Okinawa International University, 総合文化学部, 教授 (60169662)
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Keywords | 民俗 / 劣化映像 / 神歌 / 復活 / 再生 / 宮古島 / 狩俣集落 / 伊良部島池間添 |
Research Abstract |
劣化映像資料は、民俗映像カメラマンで、現地在住の佐渡山安公氏(宮古伝承文化センター所長)が影したものであり、昨年度に引き続き、デジタル化作業も佐渡山公氏の協力のもとに行うが、今年度は、劣化の激しいテープめデジタル化作業を行った。具体的には、宮古島市狩俣集落の祖神祭、西原集落、伊良部島のユークイをはじめとするなどの劣化映像資料のデジタル化である。 また、デジタル化された映像を使って、宮古諸島伊良部島「池間添公民館」で、11月23日にシンポジウムを行い、祭りの再生及び継承について考えた。以下、そのときの狩俣恵一が発表した「宮古島の神歌を歌うことの意義」では、「狩俣集落の公民館で開かれた昨年の会で、私は話の中で下手な神歌を歌いました、そして、お話の結論として、宮古の狩俣の祭りの多くが、素晴らしい神歌がたくさん歌われ、そごに狩俣の祭りの感動があり、物質があります。で'から私自身、この狩俣の神歌をみんなで歌うことがウヤガンを復活させる最大の近道だと考えています」と述べた。 そして、今年の会では、西原集落のオバーの皆様方が神歌を歌ってくださる運びとなった。祭りを復活継承するためには、大勢で公開の場で神歌を歌うことが重要である。なぜならば、そうすることによって、多くの人が神歌の魅力と迫力を実感し、神祭りの活性化・復活を望むようになると考えるからである。
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