2009 Fiscal Year Annual Research Report
自治体内分権に伴う地縁組織の再編成と地域自治の新しい構造
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19530102
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
後 房雄 Nagoya University, 大学院・法学研究科, 教授 (20151855)
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| Keywords | 自治体内分権 / 近隣政府 / 地縁組織 / 地域自治区 / NPO |
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| Research Abstract |
(1)前年度までに行ったイギリス、アメリカ、スウェーデン、イタリア、日本における近隣政府や地域自治区の事例の研究から、近隣政府の現代的必要性と実施可能性、および近隣政府への権限配分の程度、市民参加の不十分性などの課題を理論的に明らかにした。
(2)こうした研究を前提に、小学校区ないし中学校区単位に公選の議会を設置し、予算編成権などの一定の公的権限を委譲する近隣政府の制度設計を構想し、その必要性と実施可能性を明らかにした。
(3)こうした研究を踏まえて、2009年4月に当選した河村たかし名古屋市長のアドバイザーとして、名古屋市における「地域委員会」の制度設計および実施について助言を行った。名古屋市においては、2010年前半期に、8小学校区において地域委員の選挙が実施され、地域委員会が1000万円から1500万円の予算編成を行った。
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