2008 Fiscal Year Annual Research Report
リスク論とソーシャル・キャピタル論に関する法政策学的基盤研究
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19530111
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
小田川 大典 Okayama University, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (60284056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 聖美 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (40127569)
波多野 敏 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (70218486)
河原 祐馬 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (50234109)
築島 尚 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (60275005)
成廣 孝 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (90335571)
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Keywords | リスク社会 / ソーシャル・キャピタル / 公共性 / デモクラシー / 共和主義 / 政治参加 / 市民社会 / 再帰的近代化 |
Research Abstract |
1.リスク論とソーシャル・キャピタル論の接合の可能性の検討 研究代表者および研究分担者の専門分野が多岐に渡っていることを配慮し、数回の研究打ち合わせとメーリングリストによって、各分野でのリスク論とソーシャル・キャピタル論に関する研究の現状についての情報交換を行なった。当該テーマについての具体的な成果としては、大森秀臣が関連する論文を執筆し、その一部を岡山大学の学内紀要に発表し、現在も続編を準備中である。また主な研究報告として、岡山大学で行われた法学系国際ワークショップ「National Identity,European Citizenship and Immigration」において、成廣孝が関連する報告「ヨーロッパ市民のナショナル・アイデンティティ」を英語で行い、谷聖美が司会を担当した。 2.リスク論とソーシャル・キャピタル論の法政策学的インプリケーションについての研究 当該テーマについての具体的な成果として、小田川大典が、共和主義についての思想史的研究と現代のシティズンシップ論や自由論との関係についての論文「現代の共和主義-近代・自由・デモクラシー」を執筆し、学会誌に発表したほか、成廣孝が、科学技術研究現場と一般社会とのリスク・コミュニケーション問題に関する法政策研究を行い、共著論文を発表している。また、発表には至らなかったが、谷聖美、河原祐馬、波多野敏、築島尚、成廣孝、竹内真理、玉田大、吾妻聡も関連する論文を準備中である。また、主な学会報告としては、小田川大典が、政治思想学会2008度(第15回)研究大会(2008年5月24日、於岡山大学津島キャンパス)において研究報告「政治空間と自由-スキナーとテイラーのバーリン批判」を、社会思想史学会2008年度(第33回)研究大会(2008年10月25日、於慶応大学三田キャンパス)において研究報告「自由論の変貌」を行った。
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Research Products
(4 results)