2007 Fiscal Year Annual Research Report
職場を蝕む「裸の王様」症候群の解明-仕事のスムーズな「流れ」への一孝察-
Project/Area Number |
19530335
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
築達 延征 Hiroshima University, 大学院・社会科学研究科, 准教授 (50255238)
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Keywords | ワークフロー / IT / 職場 / コーディネーション / コミュニケーション / 倫理 / 不祥事 / 組織行動 |
Research Abstract |
本研究の目的は、「裸の王様」症候群のメカニズムを解明することである。今年度は、文献調査・収集ならびにクリティカル・レヴューに専念した。本研究に関連する文献検索を行うとともに収集した。対象領域を、(1)ワークフロー・コーディネーション、(2)個を単位とした「行為」・「出来事」の連鎖反応、(3)問題のある状況でとりえる個人の反応・行動、(4)倫理的判断とした。 勤務校の広島大学には、EBSCO Hostという経営系のオンライン・データベースが存在するが、検索能力、PDFファイルともに限定された機能となっている。また、本研究に必要な学術雑誌・図書も皆無に近い。したがって、EBSCO Hostのフルバージョン、ABI-Inform、各出版社から出ているオンライン・データベース等が筆者にも利用可能であり、最新の学術雑誌を閲覧できる図書館へ赴く必要があった。 筆者にも利用が可能な国内の大学図書館では、専門書・学術雑誌を自由に閲覧できないため、英語圏の大学図書館で文献検索・収集、図書の閲覧を行う必要があった。筆者へ図書館利用許可(オンライン・データベースからのダウンロードも含め)が出ているアリゾナ州立大学ならびにカリフォルニア大学で文献調査・収集を行った。 この段階で、「裸の王様」症候群に関するクリティカル・レヴューが完了するため、1年目の成果として論文化した。 また、倫理的判断に焦点を絞り、部分的な成果としてまとめた論文を、アメリカ合衆国フィラデルフィア市で開催されたSociety for Business Ethicsで発表した。
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Research Products
(1 results)