2007 Fiscal Year Annual Research Report
地域大学に有効なイノベーションシステムとそのマネジメントモデルの開発に関する研究
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19530338
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| Research Institution | Oita University |
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Principal Investigator |
松尾 純廣 Oita University, 経済学部, 教授 (50181699)
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| Keywords | 経営学 / イノベーションマネジメント / 研究開発マネジメント / 知識移転 / 製品開発マネジメント |
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| Research Abstract |
本研究は、地域大学の研究・教育を地域のイノベーションへと結びつけていくための地域固有のイノベーションシステム(プロセス)とコンパクトなマネジメント手法に関する研究を目的にしている。平成17・18年度に研究を行なった産学公連携マネジメントはその中核になるものであるが、19年度以降に研究を行なうイノベーションマネジメントはより大学の研究自体のマネジメントに立ち入ったものであると考えている。その具体的なテーマは、(1)大学のイノベーションプロセスとくに研究と開発、市場化の具体的なプロセスを明らかにすること(2)そのプロセスを踏まえた効果的・効率的な研究開発を中心としたマネジメント手法とくに地域大学に適したコンパクトなマネジメント手法を開発すること、である。
本年度は米国ボストン市その他の各大学の調査を踏まえて大学の研究開発プロセスとくに応用研究と製品開発の接点になる領域のプロセスおよびテクノロジーマーケティングについての詳細・具体的な研究を進めた。その際、とくに研究成果とイノベーションとの関連、大学の規模やマネジメントシステムとの関連、産学官連携ポリシーとの関連等に焦点あてた。その結果、とくに地域大学の研究と地域の「開発型」中小企業の製品開発との関係においては、大学の「知識移転」のあり方がイノベーションプロセスに大きく作用すること、効果的な研究開発は大学と企業の「知識共有化」の度合いに大きく関わることなどが明らかにできた。そこで、今後はこうした点に焦点をあててマネジメント手法の開発を行いたいと考えている。
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Research Products
(3 results)
