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2007 Fiscal Year Annual Research Report

企業主導による入社前研修の有効性と問題点

Research Project

Project/Area Number 19530339
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

薄上 二郎  Oita University, 経済学部, 教授 (00289985)

Keywords入社前研修 / 人的資本 / 新入社員研修 / 人的資源管理
Research Abstract

入社前研修とは、新卒の内定者(学生)を対象とした雇用側主催の教育訓練を指す。4月入社の場合で言えば、一般に前年10月から3月末の間に実施される。新入社員研修の一環であると同時に、内定者に対するフォローアップとして位置づけることができる。平成19年度は主として日本企業と韓国企業を対象に採用活動の変化と入社前研修の実態についてインタビュー調査を行った。
調査の結果、日本と韓国における新卒採用の新しい動きと入社前研修の現在の動向があきらかになった。日本では新卒採用が売り手市場に転じたのを背景に、企業の新卒採用の活動がさらに前倒しの傾向にある。人材の確保と定着がますます難しくなる中、定着率向上の重要さが増してきている。内定者間のコミュニケーションの強化にSNS(ソーシアルネットワークサービス)を導入する企業の増加など新しい動きがみられる。
他方、韓国では新卒採用の方法が企業間で異なっており、現在、新卒採用の対象を大卒者から修士・博士課程修了者にシフトする動きがある。また、韓国ではインターンシップ制度が普及しており、インターンシップと新卒採用がリンクする傾向にある。学生が、就学中にインターンシップを体験した企業に入社する割合が高まり、結果的に内定前のインターンシップが入社前研修と同様の機能を果たすという現象が見られる。
企業による入社前研修の強化は、大学とのコンフリクトを起こしやすい。その効果や問題点を考察することで、これからの採用制度や研修制度のあり方について政策提言できると考える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 入社前研修の効果と問題点-日韓企業,在日外資系企業を中心として2007

    • Author(s)
      薄上,二郎
    • Organizer
      国際ビジネス研究学会
    • Place of Presentation
      高崎経済大学
    • Year and Date
      2007-10-28

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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