2008 Fiscal Year Annual Research Report
起業家の行為プロセスに基づいたスタートアップ支援に関する研究
Project/Area Number |
19530343
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
稲垣 京輔 Yokohama City University, 国際総合科学研究科, 准教授 (10327140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 仁一郎 香川大学, 経済学部, 准教授 (40325311)
高橋 勅徳 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (70352482)
宇田 忠司 北海道大学, 経済学研究科, 講師 (80431378)
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Keywords | 起業家チーム / クリエイター / インキュベーション / 大学発ベンチャー / 事業空間マップ |
Research Abstract |
平成19年度の上半期については(先行研究の整理と分析枠組みの共有、およびリサーチメソッドの整理をおこなう。ここではまず、(起業家による)学習、ネットワーク、制度の三つを鍵概念とした先行研究について整理し、分析枠組みの構成を行う。Academy of management、Babson-College Kauffman Foundation Entrepreneurship Research Conference、United States Association for Small Business and Entrepreneurship、International Council for Small Businessなど起業家研究における国際学会の文献とジャーナルに基づいた文献サーベイを実施する。この作業と平行して、近年の言語論的展開を踏まえたナラティブ・アプローチ、ライフ・ヒストリー法、エスノグラフィー、参与観察などの定性的方法論の展開について社会学、心理学、人類学の研究成果を援用した起業家研究における定性的方法論の可能性を深耕していく。これらの研究成果については、同年8月に開催予定の研究打ち合わせの会合において、各自に蓄積してきた知識の共有を図ることにする。 平成19年度の下半期については、上記の文献研究と研究会の研究席兄基づいて、各自にフィールド調査を実践する。フィールド調査の対象の選定については、各研究担当者が確保しているフィールドの他に、(財)ニュービジネス協議会や日本ベンチャー学会の関連支部などと連携して行う。これらの調査結果については、3月に開催する研究会において報告の後、データベースを作成し比較研究の基盤とするだけでなく、調査対象へのアクセスやコミュニケーション、分析方法などの研究実践に関する背後知識の蓄積と共有を図る.
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Research Products
(9 results)