2008 Fiscal Year Annual Research Report
非正規労働者のキャリア開発制度導入による人的資源管理の有効化に関す研究
Project/Area Number |
19530349
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Research Institution | Hachinohe University |
Principal Investigator |
丹羽 浩正 Hachinohe University, ビジネス学部・ビジネス学科, 教授 (50387122)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
幸田 浩文 東洋大学, 経営学部・経営学科, 教授 (60178217)
早坂 明彦 聖徳大学, 人文学部, 准教授 (40238093)
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Keywords | 人的資源管理 / 正規労働者 / 非正規労働者 / キャリア開発 / 人材育成 / 賃金管理 / ディーセント・ワーク / ワーク・ライフ・バランス |
Research Abstract |
非正規労働者のキャリア形成は、正規労働者に比べてキャリアプランニングにおいて困難が伴う傾向にあるが、業種や地域性、企業規模等により、非正規労働者の働き方やワーキングスタイルが、どのような状況にあるかという視点から、北東北を代表する水産商工都市の八戸市を取り上げ、市が積極的に企業誘致している非正規労働者数が比較的多い情報・IT関連企業分野の正規労働者・非正規労働者の実例に基づいても考察を行った。地域の活性化は、産学官が同時的一体的活動が有効的であるが、八戸市が立ち上げた「はちのへLookout Vision」構想の実際の取り組みを調査した。 「はちのへLookout Vision」構想は、平成19年施行の企業立地促進法に基づく「県南・下北地域産業活性化計画」として、地域が有する地区製・強みを最大限に活かした新たな産業の立地・創出を図るもので、環境負荷が比較的少なく、雇用創出効果や付加価値の高いIT関連企業の集積を図るものである。この構想には、環境面での環境・自然保護団体等の拠点としての機能をもつ環境配慮型オフィスの設定、文化財としての景観を守るビューポイントの設定や積極的な管理による景観の維持、人づくりにおいては企業と大学等の高等教育機関・地域との連携による人材育成と自然景観を守る次代につなぐ人づくり、そして持続可能な仕組みとしては、経済の活性化や雇用の創出・企業と環境・地域と働く人々との新しい関係の確立などの4つの視点に大別することができる。また、人間らしいはたらきがいのある適切な仕事を意味するディーセント・ワークの考え方の浸透に注力する必要がある。
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Research Products
(4 results)