2007 Fiscal Year Annual Research Report
日・中・韓の多国籍企業が行う国際経営に関する比較研究
Project/Area Number |
19530371
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Research Institution | Osaka University of Commerce |
Principal Investigator |
孫 飛舟 Osaka University of Commerce, 総合経営学部, 准教授 (80340636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古沢 昌之 大阪商業大学, 総合経営学部, 准教授 (30351480)
中橋 国藏 大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (80030716)
原 敏晴 大阪商業大学, 総合経営学部, 講師 (50388386)
崔 圭皓 大阪商業大学, 総合経営学部, 講師 (50454575)
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Keywords | 多国籍企業 / グローバル経営 / 経営比較 / 中国企業の海外進出 / 韓国企業の海外進出 / インベスト・ジャパン / 現代自動車 / トヨタ自動車 |
Research Abstract |
本年度において、文献研究と現地ヒヤリング調査を中心に研究を進めてきた。 1.文献研究 (財)国際貿易投資研究所やジェトロなどの研究機関が刊行している貿易統計や多国間直接投資に関する報告書を入手し、日・中・韓3カ国の多国籍企業による海外直接投資の状況の把握に努めた。そして、韓国語と中国語の多国籍企業に関する研究論文をレビューし、両国における多国籍企業研究の現状及び分析手法などについての考察も行った。 2.現地ヒヤリング調査 平成19年9月に韓国ソウルと中国北京において現地の企業及び大学に対するヒヤリング調査を行った。韓国ではサムスン電子、現代自動車の本社、延世大学とソウル大学、中国では、大唐微電子、北京現代自動車、本田技研株式会社北京事務所、トヨタ自動車株式会社中国投資有限公司、中央財経大学と中国社会科学研究院を訪問し、多国籍企業の経営状況と問題点についての調査を行った。また、日本国内では大阪商工会議所国際課、株式会社小肥羊ジャパン(中国の大手しゃぶしゃぶチェーンの日本法人)に対するインタビューも行った。 調査を通じて、中国においては日本企業のみならず、韓国企業にも中国戦略の見直しが迫られていること、中小企業を中心に「中国一辺倒」から「中国離れ」へとシフトしつつあることなどが分かった。そして、日本国内での調査では、最近特に中国企業の日本進出が目立つようになり、その進出背景と経営戦略についてかなり新しい視点を得ることができた。
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Research Products
(2 results)