2007 Fiscal Year Annual Research Report
フォロワーの自発性に基づいた組織規範の進化プロセスに関する構成論的・実証的研究
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19530377
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| Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
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Principal Investigator |
高尾 義明 Tokyo Metropolitan University, 社会科学研究科, 准教授 (90330951)
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| Keywords | 経営学 / 経営組織 / 規範の進化 / フォロワー / 自発性 |
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| Research Abstract |
本研究は、コンピュータ・シミュレーションを用いた構成論的アプローチを含む多面的な検討を通じて、組織内における規範の進化プロセスの解明を図るものである。フォロワーの自発性に焦点を当てながら、以下の3つのサブテーマに取り組んでおり、それぞれの研究成果は以下の通りである。
1.内部通報についての構成論的研究
これまでの内部通報についての定性的研究をレビューし、シミュレーション・モデルに取り込んでいく要素の特定を行った。
2.リーダーの規範提示に対するフォロワーの受容についての構成論的・実証的研究
実証研究を進める領域として近年話題になることが多い経営理念の浸透に対象を絞り、経営理念の浸透に注力している複数の企業へのインタビュー調査を行った。また、質問紙調査を次年度に実施する準備を進めた。
同時に、これまでに開発したシミュレーション・モデルの拡張として、フォロワーがネットワークに埋め込まれていることを踏まえたモデルを構築した。
3.自発性発揮にかかわるメタ規範についての理論的研究
社会システム論における境界概念を手がかりにしながら、自発性をめぐるメタ規についての理論的な検討を行い、関連する研究成果を国際学会(International Society for System Science)で発表した。
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