2008 Fiscal Year Annual Research Report
子どもへの暴力・虐待の発生およびその予防教育の効果に関する調査研究
Project/Area Number |
19530450
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
石川 洋明 Nagoya City University, 大学院・人間文化研究科, 教授 (20201915)
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Keywords | 子ども虐待 / 暴力 / 防止 / 安全 / 治安 / 予防 / 社会変動 |
Research Abstract |
本研究は、3年計画で、子どもへの暴力・虐待を防止するプログラムの中・長期的効果を測定すること、および、こどもの暴力被害経験の経年変化を測定し、子どもの環境や社会の治安についての実態を明らかにすることを目的としている。 前者の効果測定については、今年度は中・高校と大学に分けて調査準備および調査をおこなった。中・高校については、研究協力団体が昨年に引き続きプログラムの効果測定で多忙だったため、調査票の作成および学校への打診まで進んだが、実施には至らなかった。大学については、研究代表者のネットワークを利用して協力者を募り、調査票作成の後、1大学で実施し約170票を回収、2大学で実施準備をおこなった。 また、後者の暴力被害調査に関しては、研究協力団体からの紹介をいただいた2地域の団体より、それぞれ10年分程度(1990年代末〜2007年)のデータ提供を受け、コーディング準備およびコーディングをおこなった。うち1地域はまだコーディング準備の段階であるが、もう1地域のデータについては順調にコーディングが進み、全体のうち1年分を除く約8000票のアンケートについてコーディングが完了した。 その間、後者の研究の補助とするため、かつて研究協力団体から貸与されたプログラム実施時のアンケートの再整理と電子ファイル化をおこなった。電子ファイル化により、アンケートの情報のコンパクトな保存が可能になり、研究のみならず、協力団体への還元に役立てることができた。 来年度は、中・高・大学での調査、残るアンケートデータのコーディング、収集されたデータについて整理および解析などをおこなう予定である。
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