2008 Fiscal Year Annual Research Report
女性のキャリア形成と転職パタン:雇用均等法以後の人的資本高度化の現状と課題
Project/Area Number |
19530464
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
秋吉 美都 Senshu University, 文学部, 准教授 (40384672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筒井 淳也 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90321025)
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Keywords | 女性 / 人的資本 / 労働 / 教育 / キャリア / ジェンダー / イベントヒストリ / サーベイ |
Research Abstract |
本研究課題の平成20年度の主な研究活動は、先行研究の検討、調査票設計、調査実施、および分析に向けたデータの整理である。モデルを用いた詳細なデータ分析は21年度に実施する予定である。 (1)先行研究の検討 階層移動や専門職のキャリア形成に関する先行研究の検討を実施した。とくに、高学歴女性のキャリア形成が本研究課題の中心であることから、女性のキャリア形成に関する研究を重点的にレビューした。また、調査票設計に向けてGSS、 JGSS、 SSMなどの既存調査の関連項目を検討した。 (2)調査票の設計 インターネットを用いた調査と面接調査の2方式を検討し、費用対効果、データの質などを総合的に勘案してインターネットを用いた調査を実施することとした。学卒後の職歴および婚姻歴に関して収集する項目と変数を確定した。また、通常のワーディングとフローの検討に加えて、画面遷移、ロジックチェックやエラーフローなどについても設計を行った。収集した主な項目は学歴、職歴、婚姻歴、家族状況、仕事と家庭生活のバランスに関する意識などである。 (3)調査実施 平成21年2月に調査を実施した。母集団は1960年から1980年生まれで、短期大学、四年制大学、あるいは大学院を修了している女性とした。調査会社のデータベースに登録されている候補者のうち、1579人を対象とし、1417人から回答を得た。 (4)データ整理 データクリーニングやラベルの整理などを3月までに実施している。
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Research Products
(4 results)