2008 Fiscal Year Annual Research Report
『ザ・タイムズ』における「試験」言説の比較歴史社会学
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19530468
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| Research Institution | Japan Women's University |
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Principal Investigator |
尾中 文哉 Japan Women's University, 人間社会学部, 教授 (90233569)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大川 清丈 甲子園大学, 人文学部, 准教授 (80299057)
白鳥 義彦 神戸大学, 文学部, 准教授 (20319213)
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| Keywords | 新聞 / 比較 / 歴史 / 試験 / 記事 / タイムズ / 内容分析 / 受験 |
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| Research Abstract |
本年度は、当初の予定通り、大きく四つの作業を進めた。
第一に、平成19年度に行った『ザ・タイムズ』の分析の継続である。二大学においては六月一杯、一大学においては三月一杯までの利用が可能であったため、この期間にダウンロードとデータベースの作成および補足を行った。年度後半には、特に中等教育試験関連記事の分析(尾中)、大学改革関連記事の分析(白鳥)を行った。また、そのほかに1985年以降の『ザ・タイムズ』記事に関して、有料のオンラインデータベースを活用して記事をダウンロードし、分析を行った。
第二に、他の地域の新聞についてもデータベース作成と比較分析を開始した。特に、『朝日新聞』に関して、1970〜80年代の「声」欄のある特集記事についてデータベースの作成を行った(大川)。
第三に、夏休みの期間(9月8日〜9月15日)を利用して、三名でロンドン訪問を行い、現地研究者のインタヴューおよび、新聞記者のインタヴューを行った。そのなかで、特にリーグテーブルに関して興味深い知見を得ることができた。また、このインタヴューの結果などをもとに、関連する文献収集をロンドン市内などで行った。
第四に、以上の成果を報告しあう機会として、年度末(3月28日)に神戸大学で研究会を開催した。そこで、「中等教育試験関連記事」「大学改革関連記事」「1970-80年代の「声」欄」「試験制度の社会政策的背景」などのトピックについて報告し、次年度の研究発表につながる重要な意見交換を行った。
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