2008 Fiscal Year Annual Research Report
わが国における学校ソーシャルワーカーの人材養成に関する研究
Project/Area Number |
19530503
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
門田 光司 Fukuoka Prefectural University, 人間社会学部, 教授 (50269081)
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Keywords | 学校ソーシャルワーク / 学校ソーシャルワーカー / 不登校 / 非行 / 発達障害 / 生徒指導 |
Research Abstract |
平成20年度は、アメリカ・ミシガン州及びミルウォキー州のスクールソーシャルワーカー人材養成について調査を実施した。9月7日〜9月14日の期間、(1)両州での小・中・高校学校を訪問し、スクールソーシャルワーカーの役割業務と専門性、学校長がスクールソーシャルワーカーに期待することなどについての聞き取り調査の実施、(2)大学院修士課程の院生におけるスクールソーシャルワーカー実習の指導体制についての聞き取り調査の実施、(3)アメリカ・スクールソーシャルワーク協会会長への人材養成及び現任者訓練に関する聞き取り調査の実施、(4)ミシガン州立大学でのAllen-Meares教授による大学院でのスクールソーシャルワーカー養成状況、及び現任者訓練、今後の課題などの聞き取り調査の実施を行った。今回の調査より,平成19年度のカナダ・トロントのスクールソーシャルワーカー調査結果と同様、アメリカでもスクールソーシャルワーカーを専門職大学院で養成し、理論学習と実習での実践を統合した人材養成を図っていること、そして実証に基づく実践(Evidence-based practice)を基盤として実践者養成を図っていることがわかった。その意味で、わが国においても質の高いスクールソーシャルワーカーを養成していくためには、専門職大学院での人材養成が求められることが明確となった。平成20年度は、文部科学省の「スクールソーシャルワーカー活用事業」が実施され、全国的にスクールソーシャルワーカーが配置されることとなった。このような動向を踏まえ、平成21年度は韓国のスクールソーシャルワーカーの人材養成の状況調査と、国内のスクールソーシャルワーカーへの調査結果を加味し、わが国におけるスクールソーシャルワーカーの人材養成におけるカリキュラム内容や実習体制などについて取りまとめ、提言していくことにする。
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Research Products
(4 results)