2007 Fiscal Year Annual Research Report
大阪京都を中心とするセルフヘルプグループの現状調査、名簿作成と分析
Project/Area Number |
19530529
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
中田 智恵海 Bukkyo University, 社会福祉学部, 教授 (80259473)
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Keywords | セルフヘルプグループ / セルフヘルプ支援センター / エンパワメント / セルフヘルプ支援センターの役割 |
Research Abstract |
京都・大阪を中心としてセルフヘルプグループの調査を実施し次の知見を得た。 (1)グループ名(2)代麦者名(3)会員数(4)発足年月日(5)グループの設立目的(6)連絡先(7)沿革(8)共有するテーマ(9)活動地域(10)会費(11)括動内容(12)グループの制限 さらに、以上の情報を掲載した情報誌を作成した。掲載したグループ数は、京都府69グループ、大阪府76グループ、それ以外の全国組織をもつ8グループ、計163グループであった。発足年は1960年代が最初で1980年代より増加傾向にある。その活動の目的は情報の獲得、孤立による不幸感からの解放、さらに活動を通してエンパワメントし、自分らしく地域で暮らすことである。 また、共有するテーマを次のように分類した。前に記した数字は京都府に存在するグループ数で、後の数字は大阪府である。 1.身体に障がいのある人たち(家族を含む):9/3 2.難病・病気を抱える人たち(家族を含む):16/23 3.手術や事故の後遣症をもつ人たち:6/1 4.発達障がいをもつ人たち(家族を含む):4/0 5.精神障がいをもつ人たち(家族を含む):6/11 6.アルコール・薬物・摂食障がい・ギャンブルなど依存や嗜癖のある人たち(家族を含む):3/5 7.子どもや伴侶を亡くした人、離婚した人たち等:0/4 8.不登校やひきこもり等の状況にある人たち(家族を含む):9/13 9.性について悩む人たち:0/2 10.多胎児など子育てする人たち:1/10 11.介護者家族の会:12/0 12.上記以外の生きづらさを抱える人たち:1/33 13.支援グループ:3/1 さらに、グループのリーダーが活動を通してエンパワメントする点についても述べた。
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Research Products
(3 results)