2007 Fiscal Year Annual Research Report
地域子育て支援における児童館の実践モデル開発に関する調査研究
Project/Area Number |
19530542
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
八重樫 牧子 Kawasaki University of Medical Welfare, 医療福祉学部, 准教授 (80069137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小河 孝則 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (90284059)
山本 茜 (下田 茜) 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 助教 (20412257)
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Keywords | 児童館 / 子育て支援 / 実践モデル / 項目反応理論 |
Research Abstract |
児童館の子育て支援実践の問題や課題を把握し,地域子育て支援の実践を分析するとともに,平成20年度に実施する予定である児童館の子育て支援実践に関する量的調査の内容を検討するために,以下の研究を行った. 1.児童館の子育て支援実践の文献レビュー 児童館の子育て支援実践の問題と課題を把握するために,児童館に関する日本の戦後の雑誌論文について,マガジンプラスによる検索を行い,論文を収集し,検討を行った,実践的な事例研究は多くみられたが,児童館の子育て支援実践に関する評価を実証的に研究した論文は少なかった.また,実践モデルを開発し,実践を行っている研究も芝野の研究以外にはなく,本研究を行う意義を確認することができた. 2.児童館の子育て支援実践に関する調査 平成20年1月31日,平成19年度全国児童厚生員等指導者養成研修会の事例研究II「児童館における地域子育て支援」(全国児童健全育成推進財団主催)において,グループワークを実施した.児童館の職員である参加者17人を対象に,児童館における子育て支援活動に関する調査を行った.さらに,同テーマに関するフリーディスカッションを行い,KJ法による分析を行った.その結果,母親を対象とした子育て支援だけではなく,環境の整備,地域との連携など多くの活動が展開されていることが明らかになった.今後,これらの活動内容を整理し,平成20年度に実施する予定であるアンケート調査項目として活用していきたい. 3.項目反応理論を用いた平成19年度の科研の調査結果の分析 平成19年度科研で実施した「地域社会における子育て支援の拠点としての児童館の活動評価に関する調査」と「乳幼児を持つ母親の子育て不安に影響を与える要因に関する調査」の調査結果について,項目反応理論を用いて掘り下げた検討を行った.今後の児童館の子育て支援の実践を評価するために,児童館の活動評価や母親の子育て不安の尺度として活用することができる.
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Research Products
(3 results)