2007 Fiscal Year Annual Research Report
てんかんをもつ人への臨床ソーシャルワークに関する研究
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19530544
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
眞砂 照美 Hiroshima International University, 医療福祉学部, 准教授 (40330708)
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Keywords | 医療・福祉 / ソーシャルワーク / てんかん |
Research Abstract |
今年度は,Epilepsiaやてんかん治療研究等内外のてんかんのソーシャルワークに関する先行研究をレビューし,てんかんの医療ソーシャルワークの基盤となる要素の関連図(epilepsy social work web,眞砂2007)を作成し,てんかんをもつ人への相談援助における様々な要素の関係について明らかにした。この成果は第55回日本社会福祉学会(平成19年9月22日大阪市立大学)で「てんかんをもつ人へのソーシャルワーク実践に関する研究-てんかん相談におけるソーシャルワークの基盤-」というテーマで報告した。また,日本てんかん協会が実施したてんかん患者の生活の質の測定と患者、医師の認識の差について大規模アンケートの調査結果(日本てんかん学会2006年,てんかんメディアセミナー2007年 報告久保田英幹氏、粟屋豊氏)をもとに,医師と患者の意識の差異を考慮した効果的なソーシャルワークについて考察をすすめている。 また,今年度は,てんかん協会所属の会員等でてんかんをもつ人の相談に習熟している専門職等にインタビューをを行ったが,来年度さらにインタビューを追加し,修正版グラウンデッド、セオリー、アプローチ(M-GTA)による分析をすすめる予定である。さらに,てんかんをもつ女性の相談における医療ソーシャルワーカーの視点については,Gibson,P.A.らの文献やビデオ等から考察し,論文にまとめているところである。 尚,研究に係る個人情報保護のため,本人を特定できない方法の厳守以外に,インターネットに接続しないパソコンの導入やパスワードによるセキュリディ管理とデータの保管を行った。
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Research Products
(1 results)