2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19530618
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
平石 賢二 Nagoya University, 大学院・教育発達科学研究科, 准教授 (80228767)
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Keywords | 思春期の子育て / 母親 / 縦断調査 / 養育態度 / 子育て支援プログラム / 心理アセスメント |
Research Abstract |
平成19年度は,以下の2つの研究を行った。 1)質問紙調査(郵送調査) 対象:平成18年度から質問紙調査に協力していただいている中学生2年生〜高校1年生までの男女およびその母親600組 実施時期:平成19年7月 調査内容:子どもに対しては母親の養育態度,自尊感情,有能感,学校適応度を測定し,母親に対しては,子どもの成長に対する認知感情,養育態度,自尊感情を測定。 結果:母親の子どもの成長に対する認知感情は縦断調査の結果,より肯定的な方向に変化し,それに伴い養育態度していることが示唆された。また,母親は息子よりも娘に対してより肯定的な態度を有していることが明らかにされた。さらに詳細な分析を現在も進行中である。これらの結果の一部は,平成20年7月に開催される国際学会(ISSBD)での発表を申請し,審査により採択されている。 2)子育て支援プログラムで使用するための心理アセスメントツールの開発 これまでの研究成果に基づいて,子育て支援プログラムの中で使用する保護者が自身の養育態度を理解するために使用する自己報告形式の心理アセスメントツールを作成した。このツールは保護者の自己理解と子育て上の課題の理解を深めるために有効なものであると考えられるが,その有効性の検証については平成20年度に行う予定である。 さらに,上記のデータとは別に,これまで収集したデータを使用して分析を行い,研究成果については別紙の通り,学術雑誌や学会発表,図書の形で報告した。
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Research Products
(2 results)