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2008 Fiscal Year Annual Research Report

芸道の教育の全体論的考察

Research Project

Project/Area Number 19530697
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

安部 崇慶  Hyogo University of Teacher Education, 学校教育研究科, 教授 (10136020)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 畑野 裕子  神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (80167585)
Keywords芸道 / 全体論 / 稽古論 / 口伝
Research Abstract

本研究の課題である「芸道の教育の全体論的考察」という視点には、以下のような含意が存在する。
(1)芸道の教育でいわれる「型」とは、伝統の集積された客観である。(2)「型」を形成せしめる核心は、文字や書物を媒介としないノンバーバルな教育の方法・形態こそがベストであるという認識に裏打ちされている。(3)こうした芸道の教育は、個別ではなく総体として全体的に把握しなければ、理解不可能である。
以上の本研究の目的(芸道の全体像の実態を探る)を果たすためには、家元クラスの教授揚面の観察か、あるいは実際に口承・口伝による芸能の場面の検証に待つしかない、という点に留意しながら研究を進めている。
<平成20年度>の研究進捗は、ほぼ予定通り順調である。
○芸能の成立及びその背景に関する検討:各芸能に関する文献調査、資料収集を、ほぼ予定通り行った。
○芸能の稽古の実際の把握:芸能の稽古の実際については、相手方との日程調整の不都合等の理由により、聞き取り調査の実施が困難であった。しかし、日本の伝統的な芸道である、日本舞踊については、限られた条件ではあったものの、ある流派についての資料収集を実施することができた。
○各地を代表する芸能の調査:この点についても、ほぼ予定通りに、執行できた。特に、口承の教育に関しては、鹿児島、広島等の祭礼行事に探ることも出来た。
○「型」の形成に関わる諸外国との比較検討:研究計画に示した外国における「型」の形成に関する資料収集としては、Stanford University(スタンフォード大学、米国カリフォルニア州)のEast Asian Collectionにて、訪問許可を得て、限られた条件ではあったものの、実施することができた。
○研究成果報告書の作成:平成22年度には、4力年の研究成果を「研究成果報告書」として刊行する。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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