2008 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの社会性及び学習意欲の向上を図る地域教育システム構築の条件に関する研究
Project/Area Number |
19530703
|
Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
岩永 定 Naruto University of Education, 大学院・学校教育研究科, 教授 (90160126)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝山 明義 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 助教 (10243742)
|
Keywords | 学校と家庭・地域の連携 / 学校運営協議会 / 外部教育資源 / 社会性 / 学習意欲 / 自己肯定意識 |
Research Abstract |
本年度は研究の2年目にあたるため,研究テーマの連携活動に関してその具体を把握するとともに,子どもの学習意欲,社会性,自己肯定意識に関する調査の実施を計画していたが,一部計画を変更せざるを得ない状況となった。本年度実施した研究の概要は以下の4点である。 第1に,学校運営協議会の組織体制,運営状況(会議の開催頻度・内容等),会議の雰囲気,保護者・住民への周知度などに関する質問紙調査の分析を進め,その成果を日本教育経営学会第48回大会(於:名城大学)において発表した。この研究発表は,日本教育新聞(2008.6.22)において記事として紹介された。 第2に,学校運営協議会の設置経緯及び学校における具体的取り組み内容を把握するために,コミュニティスクールの指定が多い出雲市,京都市,岡山市の教育委員会の担当者にインタビュー調査を実施するとともに,小学校2校(出雲市,京都市)中学校1校(出雲市)の校長にインタビュー調査を実施した。この調査の結果については,2009.6に開催される日本教育経営学会第49回大会(於:千葉大学)において発表する予定である。 第3に,これまでの研究成果をもとに,研究代表者が文部科学省主催の「コミュニティスクール推進フォーラム」(山口大会:2008:11.5)の分科会の助言者として参加した。 第4に,子どもの学習意欲,社会性,自己肯定意識に関する調査を最終年度に確実に実施するために,それぞれに関する先行研究(著書・論文等)を検討し,調査対象者に即した質問紙の作成作業を行った。
|
Research Products
(3 results)