2007 Fiscal Year Annual Research Report
未刊行資料の解読によるフレーベルの家庭育児書『母の歌と愛撫の歌』の成立過程の研究
| Project/Area Number |
19530715
|
|---|
| Research Institution | The Open University of Japan |
|---|
Principal Investigator |
小笠原 道雄 The Open University of Japan, 教養学部, 客員教授 (10053612)
|
|---|
| Keywords | フリードリヒ・フレーベル / 家庭育児書 / 幼児教育 / 幼稚園 / 遊具 / 『母の歌と愛撫の歌』 |
|---|
| Research Abstract |
本研究を遂行するため、本年度の交付申請書に記載の「研究実施計画」に従い、ほぼ完全に研究の実施を行った。すなわち、
1,2007年9月20日、ベルリンの「ドイツ陶冶史研究図書館」(BBF)において育児書の「絵画」資料(Mappe,記号76)の遺稿調査とデジタルカメラによる完全な資料収集。
2,2007年9月21-22日、ブランケンブルクの「フレーベル博物館」において、育児書の「楽譜」関係の遺稿調査とそのデジタルカメラによる資料収集。
3,2007年9月20日,ベルリン国立図書館にてフレーベルのKN資料中,『母の歌と愛撫の歌』の見本刷り書を発見、図書館専門印刷所(機関)によってCD-Rに収録。後日その送付を受ける。
4,2008年3月14-15日、フランスのアンジェ・カトリック大学図書館を訪問、ソエタール教授の指導を受け、「フランスにおけるフレーベルの受容」の調査と仏語版『母の歌と愛撫の歌』の「音譜」を収集(コピー)。
5,2007年9月15日,日本ペスタロッチー・フレーベル学会(上智大学)シンポジュームにおいて「日本におけるフレーベル研究の問題点」のテーマで本研究の中間報告を行った。
|
