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2009 Fiscal Year Annual Research Report

接続期の子どもの発達を支えるアーティキュレーション・サポート・システムの研究

Research Project

Project/Area Number 19530727
Research InstitutionKamakura Women's University

Principal Investigator

小泉 裕子  Kamakura Women's University, 児童学部, 教授 (80310465)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内藤 知美  東京都市大学, 人間科学部, 教授 (10308330)
Keywords幼小連携 / アクション・リサーチ / A・S・S(アーティキュレーション・サポート・システム) / 保育GR(グラウンド・ルール)に基づいた発話分析 / 幼小教師間の意識の段差 / 園内教師間のコンセンサス / 授業観・保育観のリフレクション
Research Abstract

2009年度は、(1)保育者Cとのアクション・リサーチと(2)神奈川県全域の私立幼稚園対象のアンケート調査を行った。
(1)保育者Cとのアクション・リサーチ(AR)の概要
保育者Cは、本研究3人目の事例となる。22年の教育実績を有し、幼児教育の実践に熟知しているベテラン教師である。Cは、「連携推進のモチベーション」は既に獲得している状況にあるが、小学校との連携方法や内容に確信が持てず不安を抱えている現状にあった。昨年度の本研究成果に賛同し、C自身が当事者になりA・S・S介入による共同生成的アクション・リサーチを行っていった。保育者Cはリフレクションをする際の「語り」の中で次の2つのGR((1)保育GRは園全体のGRとして位置き、実践上の個人的信念となっている。(2)年長独自の発達を考慮し、「遊び」「自覚」「グループ活動」の柱を持つ。)を明らかにしていった。また、Cの幼小連携を見据えた自己課題は2つ((1)保育者は・人・人のドラマを客観的に把握し視野を広げることが重要である。(2)幼児教育の特徴は、子どもの長期的発達観を持ち、見通しを持った教育であり、このことを小学校と共有していきたい。)明らかにされていった。
(2)神奈川県全域の私立幼稚園対象のアンケート調査
神奈川県全域295の幼稚園(回収率49.6%)を対象とした結果が得られた。結果の概要として、連携の実施状況では、79%の園で「園児が小学生と交流をしている」、74,2%の園で「園児が小学校の尾様子を体験している」という結果であった。小学校との連携を実施する園内の職員間で、意識差が確認され、幼小連携を推進する際には園内でも充分なコンセンサスをとる必要があることが示唆された。

  • Research Products

    (9 results)

All 2010 2009

All Journal Article (5 results) Presentation (4 results)

  • [Journal Article] 接続期の子どもの発達を支えるアーティキュレーション・サポート・システム(A・S・S)の研究2010

    • Author(s)
      小泉裕子・高垣マユミ・冨田久枝・鈴木樹・松田広則・田爪宏二・榎本至・内藤知美
    • Journal Title

      鎌倉女子大学学術研究所報 第10号

      Pages: 7-15

  • [Journal Article] 一人一人の幼児・児童・生徒の学びと発達の連続性を支援する教師の連携-幼小連携の現状と課題-教師保育者間の交流・連携に注目して-2010

    • Author(s)
      小泉裕子
    • Journal Title

      日本教育カウンセリング学会第7回研究発表論文集 第7回大会

      Pages: 48-52

  • [Journal Article] グラウンド・ルールの発話分析によってみられる幼稚園・小学校教師間に見られる教育観の段差2009

    • Author(s)
      関川満美・小泉裕子
    • Journal Title

      日本保育学会62回大会発表論文集2009 大62回大会

      Pages: 170

  • [Journal Article] 接続期の子どもの発達を支えるアーティキュレーション・サポート・システム(A・S・S)の研究-幼稚園教諭の授業リフレクションと幼小連携に対するモチベーション獲得におけるARの効果について2009

    • Author(s)
      小泉裕子・冨田久枝・田爪宏二
    • Journal Title

      日本保育学会62回大会発表論文集2009 大62回大会

      Pages: 174

  • [Journal Article] 幼保小連携推進のモチベーション獲得を目指すアクション・リサーチ2009

    • Author(s)
      小泉裕子・冨田久枝・松田広則・田爪宏二
    • Journal Title

      全国保育士養成協議会第48回研究発表論文集 第48回大会

      Pages: 230-231

  • [Presentation] 一人一人の幼児・児童・生徒の学びと発達の連続性を支援する教師の連携2009

    • Author(s)
      小泉裕子・松田広則・遠藤隆二
    • Organizer
      日本教育カウンセリング学会第7回研究発表大会
    • Place of Presentation
      鎌倉女子大学
    • Year and Date
      2009-11-26
  • [Presentation] 幼保小連携推進のモチベーション獲得を目指すアクション・リサーチ2009

    • Author(s)
      小泉裕子・冨田久枝・松田広則・田爪宏二
    • Organizer
      全国保育士養成協議会研究大会第48回大会
    • Place of Presentation
      東北福祉大学
    • Year and Date
      2009-09-16
  • [Presentation] グラウンド・ルールの発話分析によってみられる幼稚園・小学校教師間に見られる教育観の段差2009

    • Author(s)
      関川満美・小泉裕子
    • Organizer
      日本保育学会62回大会
    • Place of Presentation
      千葉大学
    • Year and Date
      2009-05-15
  • [Presentation] 接続期の子どもの発達を支えるアーティキュレーション・サポート・システム(A・S・S)の研究-幼稚園教諭の授業リフレクションと幼小連携に対するモチベーション獲得におけるARの効果について2009

    • Author(s)
      小泉裕子・冨田久枝・田爪宏二
    • Organizer
      日本保育学会62回大会
    • Place of Presentation
      千葉大学
    • Year and Date
      2009-05-15

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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