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2007 Fiscal Year Annual Research Report

知識基盤社会における大学教員の多様化と機能分化

Research Project

Project/Area Number 19530743
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

加藤 毅  University of Tsukuba, 大学院・ビジネス科学研究科, 准教授 (10233800)

Keywords大学教員 / 大学職員
Research Abstract

大学教員および事務職員が多様化しそしてボーダレス化するという変化が一方で進展し、同時に求められる専門性の高さゆえに機能分化に向けたベクトルが作用する。この2つの変化がすすむことで、大学教員という専門的職業はこれからどのように変わるのか。あるいは、大学職員はどのような専門性を持ちうるのか。本年度は、大学教職員の間で起こりつつある変化の最先端を明らかにすべく、現地訪問調査を中心とする活動を行った。主たる知見は以下の通りである。
1)たとえば産学連携部門などを中心として、伝統的な大学教員とは異なる業務を主とする教員が、多くの大学で活発な活動を行っている。しかも、伝統的な教員として位置づけられた者と名目上のみ教員(たとえば特任教授などの名称が用いられている)とされている者とが混在している。産学連携という職務そのものが未だ専門性を確立しているとは言いがたい状況の中で、新たな専門性の確立に向けた模索が続けられている。
2)事務部門のスタッフが、大学の経営や戦略策定に向けて研究に準ずる活動(海外調査やIR等)に従事するケースが増加しつつある。今後恐らく、このような形でポスドクが研究職から事務職へと越境するケースが増加することが予想される。
3)社会人が大学教員へと転身すること(社会人教員)は従来からあったが、近年では新たに、専門性を有する社会人が大学職員へと転身するケースが増えつつある。専門性を有する社会人が相対的に閉鎖的な事務組織に受け入れられるためには相当の工夫が必要とされるけれども、この段階をクリアし、すでに大きな成果を挙げているケースもすでにみられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 大学職員の可能性を開拓する知識2008

    • Author(s)
      加藤 毅
    • Organizer
      日本高等教育学会設立10周年記念シンポジウム
    • Place of Presentation
      学術総合センター
    • Year and Date
      2008-01-05

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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