2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19530767
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
四方 利明 Ritsumeikan University, 経済学部, 准教授 (90340489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 勝住 京都精華大学, 人文学部, 教授 (00172320)
尾崎 公子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (90331678)
山ノ内 裕子 関西大学, 文学部, 准教授 (00388414)
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Keywords | 学校建築 / 地域社会 / 学校統廃合 / 複合化 / 廃校活用 |
Research Abstract |
今年度は、以下二点の研究を行った。 1正京都府南山城村におけるフィールド調査 われわれの研究グループでは、これまで数年にわたって、京都府南山城村をフィールドとして、学校統廃合、及び学校施設の複合化をめぐる研究を行ってきた。今年度は、これまでの研究の再検討と今後の課題を整理したうえで、廃校となった旧田山小学校の廃校舎活用状況についてフィールド調査を行った。具体的には、木工工房やわら細工などを中心とする現在の活用状況について、施設見学ならびに関係者に対する聞き取り調査を実施し、さらには旧田山小学校校舎を会場とした文化交流会に参加し、会を主催した南山城村文化協会関係者から聞き取りを行った。また、同じく廃校となった旧大河原小学校図書室を活用した南山城村セカンドスクール「風の学舎」の事業についても、事業の代表者より聞き取り調査を行った。以上の調査により、廃校活用の具体的なあり方や、廃校となった校舎と地域社会とのかかわりについての知見が得られると同時に、来年度以降の地域住民を対象とした聞き取り調査のための予備的調査をも兼ねることとなった。 2学校統廃合、廃校活用、学校施設の複合化に関するフィールド調査 以上の南山城村におけるフィールド調査と並行して、南山城村の事例と比較研究するために、他の地域における学校統廃合、廃校活用の事例について、フィールド調査を行った。具体的には、学校統廃合が行われた兵庫県神河町において、統合先の新設校越知谷小学校や、旧越知谷第二小学校を活用した神河町地域交流センター、廃校舎活用の目途が立たない旧上小田小学校の訪問見学を行い、教育長や施設関係者に聞き取り調査を行った。また、北関東における廃校活用事例2カ所と、地域社会とのかかわりを意識して設計された学校建築2校(うち1校は学校統廃合による新設校)についてフィールド調査を行った。
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Research Products
(8 results)