2007 Fiscal Year Annual Research Report
専門職能開発と省察的授業研究を促す英語科教員養成プログラムに関する日・英間研究
Project/Area Number |
19530771
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
小嶋 英夫 Hirosaki University, 教育学部, 准教授 (30310981)
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Keywords | 英語科教員養成 / 専門職能開発 / 省察的授業研究 / オートノミー |
Research Abstract |
平成19年度の研究実績は下記のようにまとめられる。 1.本研究に必要な基礎的資料・文献の収集を行い、初年度の実践的研究を開始した。今後は研究を発展させるための資料・文献を補充する必要がある。 2.各種研究大会(JACET全国大会,ILA国際大会,JALT国際大会,JACET東北支部大会)などに参加し、シンポジュウムや研究発表を行った。日本人研究者の当該研究分野に対する関心を高めることがねらいの一つであったが、研究者間で協働研究の輪を徐々に拡げることができたと思われる。また、数種類の学会誌に研究論文を掲載できた。 3.大学英語教育学会(JACET)内に自律学習研究会(代表)や言語教師認知研究会を立ち上げ、協働で研究活動を開始した。学会活動の新分野として注目されてきている。 4.英国バーミンガム大学、コロンビア大学日本校、神田外語大学を訪問し、関係者との会談や視察を行った。今後の視察候補大学についても相談・検討した。 5.ポートフォリオを活用した教員養成プログラムの協働実践、大学院生との共同研究を行った。今後とも実践研究を継続する必要がある。 6.青森県内の高校教育研究会外国語部会、指導主事協議会などで英語教育・教師教育について講演、指導助言を行い、初等・中等教育レベルの英語教育改善に向けて参加者と討議した。県内外の教育関係機関と連携することで、本研究成果の還元が期待できる。 以上、初年度ながら、地方・全国・国際レベルで研究活動を実践できたことにより、本研究テーマが、日本のみならず世界的にも教員養成・教師教育分野で注目されるものであることが確認できた。研究のプロセスにおいては、今後とも理論と実践の統合・往還を心がける必要がある。また、大学での教員養成カリキュラム改革、教職大学院のあり方とも連動する研究として、継続的に内容の充実を図ることが重要であると考える。
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