2009 Fiscal Year Annual Research Report
専門職能開発と省察的授業研究を促す英語科教員養成プログラムに関する日・英間研究
Project/Area Number |
19530771
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
小嶋 英夫 Hirosaki University, 教育学部, 准教授 (30310981)
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Keywords | 英語科教員養成 / 専門職能開発 / 省察的授業研究 / オートノミー / 協働 |
Research Abstract |
平成21年度の研究成果は下記のようにまとめられる。 1.国内の研究者(大学英語教育学会・全国語学教育学会・日本教師教育学会所属)と連携を深め、大会シンポジウム、個人研究発表を積極的に行った。 2.英国のバーミンガム大学・ノッティンガム大学・ウオーリック大学・リーズ大学に加え、フィンランドのヘルシンキ大学の研究者と交流を図った。 3.2010年大学英語教育学会全国大会を東北支部主催で開催するために、支部長として本研究と関連する大会テーマ・基調講演・大会シンポジウムなどを企画した。 4.大学の教員養成プログラムを充実させ、大学教師教育者・教職志望生・現職教員間の協働で、専門職能開発と省察的授業研究を進め、成果を論文・口頭で継続的に発表した。 5.教員免許状更新講習の指導講師を務め、中・高現職英語教員の専門的資質能力・教師オートノミーの育成を図り、研究データを蓄積しながら、プログラムの改善に努めた。 6.県教育委員会主催による小学校外国語活動における実践研究事業、東北六県英語教育連絡協議会英語教育研究大会の助言者として、本研究の成果を生かして指導助言を行った。 7.学部生・大学院生との共同研究を推進し、卒論・修士論文の指導を通して、彼らの専門的知識・教育学的スキル、人間関係スキル、個人的特性の向上を支援した。 8.大学英語教育学会刊行事業、全国語学教育学会研究会刊行プロジェクトに、編集者・執筆者として関わった。特に本研究成果の発表を意識して、執筆・編集を終えたものが近々刊行される。また、多くの外国人研究者との共著で、海外の出版社から英語による書籍も刊行予定である。 以上、研究の最終年度として多くの成果を生み出すことができた。本研究が国内外の教育的コンテクストで重要な意義を持ち、教師教育プログラムの世界的発展に貢献できるように、多様な協働を拡大しながら研究を充実させることが今後求められる。関係各位に厚く御礼申し上げる。
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