2007 Fiscal Year Annual Research Report
昭籍戦前期の中等教育段階における公民教育-戦後初期の「社会科」との関係において
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19530777
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| Research Institution | Ibaraki University |
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Principal Investigator |
木村 勝彦 Ibaraki University, 教育学部, 教授 (60241759)
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| Keywords | 公民教育 / 旧制中学校 / 初期社会科 / 公民科 / 修身 |
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| Research Abstract |
今年度は、研究計画にも記載したように主として(1)戦前の公民教育に関する中等教育関係の雑誌論文及び戦前の公民教育関係書籍の収集(計画の(1)及び(2))、戦前の教育関係審議会の検討((3))、地方の公民教育関係資料の収集((4))とそれらのデータベース化を行った。
(1)及び(2)については10月に購入したパーソナルコンピューター及び20年3月に購入したハードディスクを使用し、既に所持していたデータベースソフトを使用し、2010件の公民教育に関するデータベースを作成した。なお、その間、本学図書館及び筑波大学附属図書館において公民教育関係の資料収集を行った。また(3)については書籍として購入した『文政審議会の研究』(阿部彰編著)及び『資料 文政審議会』さらには既に所持していた『教育審議会の研究-中等教育改革』等を使用し、公民教育関係について検討した。その結果、特に昭和12年の中等学校「公民科」教授要目変更以降の公民教育については、中央雑誌の論考、国定教科書の検討にとどまり、特にそうした変更が具体的に教育現場においてどのように影響を与えたかについては未だ十分な検討が行われていないことを確認した。また(4)については茨城県、千葉県、埼玉県の各府県の教育史を購入し、現在、検討中である。
さらに戦後の社会科との関係を探るために戦後初期に長野師範学校女子部附属中学校として開講した信州大学教育学部附属松本中学校、旧制高等学校を母胎とする東京大学教育学部附属中等教育学校等の公開研究会に参加し、資料の収集を行った。現時点で地方の資料収集に予想以上の労力がかかることが判明したが、今後は茨城・埼玉・千葉について早急に資料の収集と検討を行うこととしたい。
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Research Products
(1 results)
