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2009 Fiscal Year Annual Research Report

言語活動を重視した学習者中心の美術教育に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19530778
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

直江 俊雄  University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (10272212)

Keywords教育学 / 教科教育学 / 美術教育 / 美術館教育 / 言語活動
Research Abstract

ヴィジュアル・シシキング・ストラテジー用いて実施した学習指導過程のビデオ撮影記録による発言や行為の詳細な記録とともに、学習参加者に実施した気分尺度等の調査結果を分析し、集団による言語活動を中心にした教育活動の展開過程において発生する事象について探究を行った。現在、主として言語活動を用いた集団での美術教育活動とそれに前後する身体的活動との順序による学習者への影響について、一定の結論が得られるかどうかという段階に焦点が絞られてきている。また、創造的アートライティング教育の観点からは、これまで企画運営してきた高等学校生対象のアートライティング全国コンテストにあわせて実施した応募者への調査結果から、美術の学習における文章執筆の活用を重視するアートライティング教育への取り組みが,学習者によってどのように認識されているかを分析した。その結果,学習者は執筆の過程において,表現する内容の構想よりも,言葉での表現や伝達に困難を認める傾向が見られた。また執筆を通して,自己認識や,アートへの認識の深化を経験したことを評価する例が広く認められた。これらの調査結果をもとに,アート体験を基礎とした文章執筆の効果と課題を指摘する研究論文「アートライティング教育の波及と課題-後期中等教育におけるエッセイコンテスト参加者の動向」を公表した。さらに、言語活動を重視した学習者中心の美術教育の今後の発展に向けて、批評学習の発展に実績のある英国の中等教育における現状を、現地の学校訪問と、英国の大学研究者との協力による学校への質問紙法等によって調査した。今後は、本研究に関連する諸外国の研究者との連携を深めながら、この調査結果の分析を進めていく予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] アートライティング教育の波及と課題-後期中等教育におけるエッセイコンテスト参加者の動向2010

    • Author(s)
      直江俊雄
    • Journal Title

      美術教育学 31

      Pages: 251-264

    • Peer Reviewed
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~naoe/

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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