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2010 Fiscal Year Annual Research Report

教員養成カリキュラム開発のための授業力育成に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 19530790
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

高木 幸子  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (70377175)

Keywordsカリキュラム構成・開発 / 授業実践力
Research Abstract

本研究は、教育法プログラムによる模擬授業や研究教育実習等で児童生徒への授業を経験した学生が、教員採用後、授業の構想・実践をどのように行っているのか、また、改善しているのか等を追跡し、養成段階でおさえるべき内容を検討するための基礎資料を得ることを目的としている。
研究は4年計画ですすめるが、これまでの3年間(平成19~21年度)の取組を通じて、当初計画していた13名のうち、8名の対象者について、春期教育実習、秋期教育実習、卒業後2年程度を経た勤務校での授業の計24の授業を記録・データ化し、分析の材料を収集し、授業場面で授業力の変容をとらえる設定した共通の枠組みから検討をすすめた。研究の最終年度である今年度は、授業実践場面において教師の成長を把握できる枠組みや分類基準の見直しとともに、さらにデータ分析をすすめ考察を深めた。その際、外部評価で高い授業力を認められている教員の授業(6授業)を取り上げ、養成段階の授業と同様の方法で分析・比較し参考資料として使用した。
上述した24授業の学習指導案や授業のビデオ記録等を分析材料として検討した結果、教授・学習行動、発話、ワークシートの分類枠組みを用いることで基本的な授業実践力の変容を把握できることが分かった。そして、その向上は、教授技術の向上と児童生徒への多様な対応として概括できた。また、勤務校での状況や職場での課題意識などに関する意識についても自由記述による調査を行い取りまとめた。そこには、卒業後の授業では、子どもからの反応を自身の教授技術の向上に向かう動機付けとしていること、一方で保護者からの指摘への対応に苦慮している経験などが記述されており、これまでに報告されている先行研究の指摘と重なる課題であることが確認された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 教育実習生の家庭科授業にみられる授業実践力の分析-調理実習における教授・学習行動に注目して-2010

    • Author(s)
      高木幸子
    • Journal Title

      日本家庭科教育学会誌

      Volume: 53(4) Pages: 238-245

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2012-07-19  

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