2007 Fiscal Year Annual Research Report
義務教育学校における理科教育でのキャリア教育プログラムの開発と実践・評価
Project/Area Number |
19530791
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
久保田 善彦 Joetsu University of Education, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (90432103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 和生 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (10407827)
西川 純 上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (80218130)
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Keywords | 理科教育 / キャリア教育 |
Research Abstract |
IEAの国際数学・理科教育調査やPISA調査では,他国に比べ日本の学生は,理科学習を通して,現実の社会や生活への理解を深めたり,将来の生き方への関心を高めていない。そこで,理科教育におけるキャリア教育のあり方を研究した。平成19年度は,「理科学習の延長線上にあるキャリア理解」のために,社会人講師を活用した効果的な学習のあり方を研究した。 先行実践成果として,職業観・勤労観の理解をあげることができた。しかし課題として,学習者と社会人講師のそれぞれの文脈のずれがある。具体的には,社会人講師の話す専門的な職業の知識を生徒が十分に理解できないこと,社会人講師としても学習内容や生徒の実態が理解できないことに不安感を持っていることがある。そこで,社会人講師に対し以下を行った。(1)社会人講師に,事前に生徒の描いた学習内容の概念地図を渡し閲覧する。(2)職業に関連する知識を,生徒の概念地図上に付加する。(3)付加した概念地図をもとに授業展開を立案する。生徒の描いた概念地図の変化から,理解の促進が見られた。また社会人講師へのインタビューから授業に対する不安の軽減が見とれた。 今後の課題として,担当教師の負担軽減がある。そのために,CSCL(Computer Supported Cooperative Learning)などの遠隔地教育システムを利用予定である。
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Research Products
(9 results)